不妊治療にはステップがあり、タイミング療法、人工授精、体外受精とあります。
身体的、経済的負担はタイミング療法<人工授精<体外受精となります。
それぞれのステップでどんな治療があるの?と疑問に思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
各ステップごとに内容を説明していきたいと思います。
人工授精
人工授精とは、チューブに精液を入れ排卵する卵巣付近に注入する方法です。
女性観点、男性観点でのポイントは以下となります。
【女性】
- 卵巣は左右に1つずつありますが、排卵はどちらか片方から行われます。
排卵前にエコーで左右どちらから排卵が起こるか確認し、チューブを挿入します。 - 卵管が細い人はチューブ挿入時に痛みを伴う場合があります。
- 施術前後で継続した薬の服用は特にありません。
【男性】
- 人工授精日当日に精液(検体)の提出が求められます。
検体は温度変化に弱いため、人肌温度を保ちながら提出が望ましいです。
冬の寒い時期は冷えすぎないよう身体の近くにもつ等工夫してください。 - 検体は取得後1-2時間以内には提出が必要です。
以上が女性、男性のポイントとなります。
メリット、デメリットを整理すると以下となります。
メリット | 卵巣付近まで精子を届けることができるため、卵管が原因で不妊となっている人に効果があります。 薬の服用もないため身体的負担は割と少ないです。 |
デメリット | チューブ挿入時に出血を伴う場合があります。 |